みなさん、こんにちは、いなごです。
春の訪れは、ブラックバスアングラーにとって待ち遠しい季節です。水面が温かな日差しを反射し、生命が息吹を取り戻す中、大型のバスたちが産卵のために浅瀬へと集まります。
今回は、この貴重な時期に、ビッグバスを釣るための秘訣をご紹介します。
プリスポーン、ミッドスポーン、アフタースポーンの各フェーズでの戦略、適切なルアーの選択、そしてタックルの準備まで、春のバス釣りを成功に導くための情報が満載です。
さあ、釣り竿を準備して、春の訪れと共に、新シーズンの釣りに出かけましょう。
この記事が、あなたの釣りの指南書となることを願っています。
春のバス釣り:3つのフェーズ
春のバス釣りには、以下の3つの重要なフェーズがあります。それぞれのフェーズでバスの行動パターンが異なるため、適切なアプローチを理解することが成功の鍵となります。
- プリスポーン(産卵前):
水温が8℃を超えると、バスは活動を開始し、産卵場所を求めてシャロー(浅瀬)へと移動します。この時期は、特に大型のメスバスが釣りやすい状態になります。 - ミッドスポーン(産卵中):
桜が満開になる頃、水温が15℃前後になると、バスは産卵を行います。この時期はバスが警戒心を強めるため、釣りには忍耐と繊細なテクニックが求められます。 - アフタースポーン(産卵後):
産卵を終えたバスはエネルギー回復のため食欲が低下します。この時期、バスは活発に餌を追うことが難しく、釣りにくくなります。しかし、産卵に関わらない小さなバスは活動的に餌を追う時期となるため、釣果が期待できるでしょう。
春のバス釣りの狙う場所
春のバス釣りで最も重要なのは、浅瀬を狙うことです。水深1~3mのエリアが特におすすめです。産卵に向けてバスは浅瀬へと移動するため、特に北側に面したワンドなどは、太陽の光を受けて暖かくなりやすく、バスが集まるスポットとなります。
【超重要】基本となる狙うポイント
- シャロー(浅瀬)を狙う:水深1~3mにバスが集まるので
- 北側のエリア(特に早春):日光を受けて水温が温かいため
重要なことなので2度お伝えしました。
これ以外は、狙う必要がないよと断言しても良いくらいです。
なぜなら、産卵期に向けて、ブラックバスは浅瀬へと移動する傾向にあります。
これはラージマウスバスもスモールマウスバスも両方に共通しています。
特に北側に面したワンドは、日光を多く受けるため暖かくなりやすく、コンディションの良いバスが集まりやすいスポットです。
プリスポーン、スポーン、アフタースポーンの各フェーズでは、バスは浅瀬に滞在することが多いため、浅瀬を中心にアプローチすることが効果的です。
プリスポーン(産卵前)
上記に加えて、バスが浅瀬に移動する際の通り道となる「コンタクトポイント」が狙い目です。
これは、岸から見たときに、そのエリアで最も水深が急に深くなる場所を指します。バスが浅瀬へ移動する際の「階段」となるポイントです。
不思議なことに、どのバスも同じコンタクトポイントを通って浅瀬に移動します。
このポイントを狙えば、多くのバスを釣り上げることができ、春爆(春の爆釣り)とも呼ばれ釣果が期待できます。
ミッドスポーン(産卵中)
自粛。
スポーン期の釣り方、特にネストバスに関しては、一般的に公開しないという暗黙のルールがあるため、当ブログでは紹介を控えますが、ある習性を利用することで簡単に釣れると言われています。
アフタースポーン(産卵後)
アフタースポーン期には、バスは疲労困憊しており、体力回復のために立木や堤などで休息を取ります。
そのため、このようなストラクチャーを狙ってゆっくり、スローな釣りを行うことで、良い釣果が期待できます。
意外とバスは、ミッドスポーンで産卵した場所から離れていないストラクチャーについていたりします。
ルアーの選択
春のバス釣りでは、ルアーの選択が非常に重要です。
プリスポーン期には、バスがエサを積極的に追いかけるため、緩急のあるルアーが効果的です。
例えば、サスペンドシャッドやサスペンドミノーがおすすめです。
アフタースポーン期は、ワームなどでゆっくりとアプローチできるルアーが良いでしょう。
タックルの選択
タックル選びも春のバス釣りにおいて重要な要素です。ビッグバスを狙う場合は、パワーのあるロッドを選び、太めのラインや強いフックを使用し、ランディングネットも準備しておくと安心です。
釣りのタイミング
春のバス釣りでは、特に朝の早い時間帯や夕方が釣果が期待できるタイミングです。
春の天候は変わりやすいため、天気の変化に注意し、その日のコンディションに合わせた釣りを心がけましょう。
安全に釣りを楽しむ
春のバス釣りを安全に楽しむためには、適切な装備と準備が必要です。
特に、水温が低い春の初めには、防寒対策をしっかりと行い、体調管理にも気をつけましょう。
花粉の季節でもあるため、アレルギー対策も忘れずに。
まとめ
春のバス釣りは、産卵に備えた大型メスバスが浅瀬に集まる絶好のチャンスです。
プリスポーン期には活発なバスを狙い、スポーン時は忍耐とテクニックが必要。アフタースポーンでは食欲旺盛なバスが釣れます。
適切なルアー選択とタックル準備で、春の変わりやすい天候にも対応しましょう。安全な釣りを心がけ、春の釣りを存分に楽しみましょう。いなごでした。